2026年1月3日土曜日

AI時代に必要なのは、プロンプトより“仕組み理解"


去年からプロンプト(AIに質問する文章)の書き方を教える情報や講座を多く見かけます。

もちろん、プロンプトは大切です。
しかし、現場でITサポートやパソコン教室をしている立場から見ると、
どうしても強い違和感を覚える場面があります。

それは――
プロンプト以前に、理解しておくべき「仕組み」が抜け落ちているという点です。


プロンプトだけ教えても、AIは使えるようにならない

よくあるのが、

  • この聞き方をすればOK

  • テンプレを使えば誰でもできる

  • 難しいことは考えなくていい

という説明です。

しかしこの使い方では、
AIは「少し賢い検索」とほとんど変わりません。

なぜなら、
AIの成果物をどう扱うかという視点が欠けているからです。


クラウドの仕組みが分からないと、AIは活かせない

AIを本当に活用するには、
クラウドの基本的な考え方が欠かせません。

特に重要なのが、
インポートエクスポートの概念です。

これが分からないと、AIとのやり取りは、

  • 質問する

  • 答えをもらう

  • 読んで終わり

という、LINEの会話のような使い方になります。

それでは、検索と大きな違いは生まれません。

本来AIは、
出力された文章やデータを別のアプリやクラウドに渡し、加工し、再利用することで、
はじめて力を発揮します。


タブ操作ができないと、AIは思考の拡張にならない

もう一つ、非常に重要なのが
ブラウザのタブ操作です。

AIを使う場面では、

  • AIの画面

  • 外部アプリ(Word、Canva、NotebookLMなど)

  • 元資料

これらを同時に確認しながら作業することが当たり前になります。

タブを使わない場合、

  • 画面を閉じる

  • 見失う

  • 記憶に頼る

ことになり、
「確認しながらプロンプトを調整する」という作業ができません。

AIを思考の外部装置として使えるかどうかは、
ここで大きな差が出ます。


デジタルデバイスの基本が分からないと、連携が止まる

さらに、
パソコンやスマートフォンそのものの基本構造が分からないと、

  • 受け取った成果物をどこに保存したのか

  • クラウドと端末の違い

  • 他のAIやサービスへどう渡すのか

が分からなくなります。

結果として、

  • 1つのAI

  • 1つの画面

  • 1回の質問

で思考が止まってしまいます。

これは能力の問題ではなく、
単に仕組みを知らないだけです。


プロンプトは「入口」であって「本体」ではない

プロンプトは大事です。
しかし、それはあくまで入口です。

本当に必要なのは、

  • クラウドの仕組み

  • タブによる並列作業

  • 成果物を行き来させる感覚

こうしたデジタルの地盤です。


おうちのIT屋さんが大切にしていること

AIは魔法ではありません。
けれど、正しい順番で使えば、
人の思考や仕事を確実に前へ進めてくれます。

おうちのIT屋さんでは、
「プロンプトの前に、仕組みを理解すること」を大切にしています。

AI時代に、
不安なまま取り残される人を一人でも減らすために――。

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