その日にやったことを書き出してみると、
・来店対応
・出張対応2枠
・出張内容をもとにした教材作成
・教材をスクールへアップし、生徒さんへ個別に送付
・アイティーちゃんのミニゲーム作成
・ホームページの記事を2本投稿
・Instagramを3件投稿
・生徒さんへのメール配信
さらに途中で、夕食の買い物と準備もしています。
こうして並べてみると、AIが普及する前だったら、とても一日では終わらなかった仕事量です。
もちろん、すべてを一人で手作業したわけではありません。
ゲーム制作にはCodex、文章作成や整理にはChatGPTなど、生成AIにかなり助けてもらっています。
AIを使わず、以前と同じ方法ですべてやっていたら、数日かかっていたと思います。
AIを使えば、仕事は減ると思っていた
生成AIが仕事で使われるようになったとき、
「仕事が楽になる」
「作業時間が短くなる」
というメリットがよく言われていました。
実際、その通りだと思います。
文章のたたき台を作る。
情報を整理する。
教材を作る。
プログラムを書く。
今まで人間が時間をかけていた作業を、AIがかなり手伝ってくれるようになりました。
ところが、実際に仕事の中でAIをたくさん使うようになって、少し違う側面にも気づきました。
仕事が早く終わるから休める、とは限らない。
ということです。
仕事が終わると、次の仕事ができてしまう
以前だったら、出張から帰ってきたあとに教材を作ろうと思っても、
「今日はもう時間がないから明日にしよう」
となっていました。
ホームページの記事を書くにも時間がかかります。
ゲームを作ろうと思えば、プログラムを調べたり、試したり、修正したりする必要があります。
つまり、仕事そのものに時間がかかることが、結果的に人間のブレーキにもなっていました。
ところがAIを使うと、その壁がどんどん低くなります。
教材ができた。
ではスクールにアップしよう。
ゲームができた。
ではホームページの記事にしよう。
記事ができた。
ではInstagramでも紹介しよう。
一つの仕事が早く終わることで、休む時間ができるのではなく、次の仕事をする時間ができてしまうのです。
これは、自分でも少し注意した方がいいなと思いました。
AIは疲れない。でも、人間は疲れる
AIは、こちらが指示を出せば何度でも働いてくれます。
文章を書いた直後に、ゲーム制作を手伝ってもらっても大丈夫。
そのあと教材を作ってもらっても、AIは「今日はもう疲れました」とは言いません。
でも、それを動かしている人間は違います。
何を作るか考える。
AIに指示をする。
出てきたものを確認する。
修正する。
採用するか判断する。
公開する。
AIが作業をしてくれても、こうした判断は人間側に残ります。
AIによって作業時間が短くなればなるほど、人間が短時間に行う判断の量は、むしろ増えることがあります。
「AIで何倍も働く」が目的ではない
AIを使えば、以前よりたくさんの仕事ができる。
これは間違いなく大きなメリットです。
でも、
「AIを使って、一人で何人分も働こう」
となってしまったら、少し違うのではないかと思います。
人間が一人なのは変わりません。
AIによって4人分の作業ができるようになったとしても、人間の体力や集中力まで4人分になるわけではありません。
むしろ目指したいのは、
以前と同じ仕事を、もっと短い時間で終わらせること。
そして空いた時間を、休息や家族との時間、趣味、新しいことを考える時間などに使うこと。
それもAIがもたらしてくれる、とても大きな価値だと思います。
AI時代には「止める力」も必要なのかもしれない
今回、一日の仕事を振り返ってみて、
「AIがなかった頃なら、これは絶対に一日ではできなかったな」
と改めて思いました。
それと同時に、
できるからといって、全部やる必要はない。
とも感じました。
AIが進化すると、これからもっと短い時間で、もっとたくさんのことができるようになるでしょう。
だからこそ私たち人間には、
「今日はここまで」
と決める力も必要になってくるのかもしれません。
それが一番難しかったりするのかもしれません。
AIは、人間をもっと忙しくするための道具ではありません。
労働時間を短くしながら、できることを増やす。
技術の進歩に
うまく付き合っていきたいと思います。
